メモに添付した画像のサイズが気になる人は多いと思います。最近のスマホはカメラが高画質なので、撮影した写真をそのまま添付するとかなりのサイズになります。これはObsidian Syncを使って同期している場合、かなり頭の痛い問題です。
そこで今回は圧縮と内部リンクの変更を自動的に行なってくれるプラグインを紹介します。記事のタイトルにもある通りimage converterを使用します。このプラグインはVault内のすべての画像を一括変換、内部リンクも変換後のファイルリンクに置き換えることができます。
そこまで難しいプラグインではないのですが、最新版はバグのせいで内部リンクの変更がうまくいきません。その対処法についても解説します。
やりたいこと
- Vault内のすべての画像の圧縮
- 内部リンクを変換後のパスに置き換える
【注意点】バージョン3系は内部リンクの変更が壊れる
私の環境(windows11)では最新版はバグで内部リンクの置き換えに失敗します。「ファイル名.webp」のように、拡張子の前に不要なバックスラッシュが入ってしまうせいで、リンクが機能しません。今のところ3系すべて(1.3.15まで)でこのバグが発生すると思われます。
これらのバグの対策としてバージョン1.2.24を使用します。
作業の大まかな流れ
- バックアップ
- テスト環境(コピーしたVault)で検証
- 本番環境での実行
STEP 1. 安全のためのバックアップ
Vaultのコピーやgitなど、好きな方法でバックアップしてください。
STEP 2. テスト環境での検証
プラグインの相性やフォルダ構成によっては、変換や内部リンクの処理に問題が生じる可能性があるため、本番環境で画像を圧縮する前に、コピーしたVaultで正常に動くかどうか検証しましょう。
画像を変換する際は、同期サービス(Obsidian Syncやコミュニティプラグインなど)を一時的に無効にしておくことを強く推奨します。これにより、意図しない変更が本番環境に同期されるのを防げるだけでなく、万が一失敗した場合でも、オリジナルと変換後のファイルが混在して、もとに戻すのが面倒なややこしい状態を避けられます。
画像を変換する際の具体的な手順はこのあとのセクションで詳しく解説します。
STEP 3. 本番環境での実行
テスト環境でうまく言ったら次は本番環境で実際に変換処理を実行します。
<h2 id="image-conversion-method">image converterでVault内の画像をまとめて変換する方法</h2>
大まかな流れは以下の通りです。
- image converter 1.2.24のインストールと有効化
- コマンドパレットで"image converter : Process all Vault images"を実行
- 好きなように設定して実行
image converter 1.2.24のインストールと有効化
コミュニティプラグインBRATをインストールして有効化する。このプラグインは、githubのリポジトリをURLで指定して、任意のバージョンをインストールすることができます。
"Add beta plugin"をクリック
URLでリポジトリを指定したらバージョン1.2.24を指定してください。
リポジトリのURL:
https://github.com/xRyul/obsidian-image-converter.git
Ctr/Cmd + Pでコマンドパレットを呼び出したら、「Image Converter : Process all Vault images」を探して実行してください。
実行するとこのような画面が出てきます。形式や品質は好きに設定してください。設定したら「Process All Images」を押して処理を開始します。画像が多いと少し時間がかかります。
Convert to : 変換後の形式
Quality:小さいほど画像の品質は下がりサイズも小さくなる
Resize mode:アスペクト比の変更
Skip formats: 指定した形式の画像をスキップ
Skip images in target format : "Convert to"で指定した変換後の形式と同じものをスキップ
圧縮時の注意点
非可逆圧縮の場合は元の品質には戻せないので注意してください。
まとめ
今回は、ObsidianのVault内の画像をまとめて圧縮し、内部リンクも適切に更新する方法を解説しました。特に、Obsidian Syncを使っている方にとっては、画像サイズは悩みのタネだったのではないでしょうか。Image Converterプラグインを使えば、リモート保管庫の容量を圧迫せずに済みます。これなら、しばらくはObsidian Syncの容量を気にすることなく快適に使い続けられるでしょう。
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